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国際的な研究チームが、Abell 222 と Abell 223という2つの銀河団をつなぐダークマターの構造を発見した。これにより、これまで理論上だったものが、観測的な事実として裏付けられることとなった。

発見された構造は、(銀河の集まりである)巨大な銀河団と銀河団とをつなぐ役割を果たしていると考えられているが、まったく光を放射しないため、検出がひじょうに困難である。ダークマターはもちろん目で見ることはできない、しかし、そこに働く重力をもとに検知することができる。研究チームは、周囲の星からの光が重力によってゆがめられる効果を観測し、ダークマターの構造を発見したのである。

アインシュタインの一般相対性理論によれば、質量の大きな天体によって、周囲の時空が大きくゆがめられる。そのため、光を含めその空間を通過するもののすべての通路がゆがめられることになるのである。つまり、地球から見て、たとえば銀河団など質量の大きな天体がある場合、その背景にある銀河などの光がその近くを通ると、銀河の姿が歪んでみえたりするのだ。

研究チームでは、銀河団周囲の背景にある4万個以上もの銀河からの光を統計的に分析、その結果目に見えない質量が2つ銀河団の間に存在し、時空がゆがめられていることを明らかにしたのである。分析に利用されたのは、すばる望遠鏡が2001年に観測して得た銀河のデータである。

独・ミュンヘン大学天文台の Jörg Dietrich氏は「重力レンズ効果によって、はっきりと銀河団をつなぐダークマター構造が検出されたのはこれが初めてのことです。人々が不可能だと思っていたことが決定的な現実となったのです」と話している。(参照:IPMU 「重力レンズ効果の模式図」 )


NEWS RELEASE SOURCE: ”Giant Dark Matter Bridge Between Galaxy Clusters Discovered” - Space.com ⇒ http://www.space.com/16412-dark-matter-filament-galaxy-clusters.html

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