上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
4時間以下という短い周期で互いのまわりを回っている連星系(星どうしが互いのまわりを回っているペア)が発見された。これまで、このように接近した連星系は存在しないと考えられてきた。

連星系自体は、決してめずらしいものではない。事実、天の川銀河の星の半分は、われわれの太陽とは違って、連星系を成している。

そして、そのほとんどが互いに近い場所で形成され、そのまま互いのまわりを回っている。しかし、あまりに互いの距離が近すぎる場合には、すぐに単独の星へと合体して大きな星となる。これは過去30年間の観測によってわかっており、そのうち周期が5時間以下というものはこれまで見つかっていなかった。

イギリス赤外線望遠鏡 (UKIRT)の観測の眼が、赤色矮星の連星系に向けられた。赤色矮星とは、大きさが太陽の10分の1以下で、明るさは太陽の数千分の1しかない。

観測の結果について、研究チームのオランダ・ライデン天文台のBas Nefs氏は次のように語っている「驚いたことに、5時間以下の周期で回っている赤色矮星の連星系をいくつか発見したのです。これまでは、そのような連星系は存在しないと考えらえれてきました。つまり、至近距離にある連星系の形成と進化について、考えなおさなければならなくなったわけです」。

進化の過程で、星は縮んで小さくなる。ひじょうに接近した連星系が存在するということは、連星の軌道も進化とともに小さくならなくてはならないことを意味している。そうでなければ、星どうしは、進化の初期の過程で合体してしまう。しかし、どうやって、そのように軌道が小さくなるのかは、まったくわかっていない。

赤色矮星の連星系は、これまで考えられていたよりも、はるかに激しく活動的なのかもかもしれない。

なお、恒星風(恒星表面から吹き出すガスの流れ)によって、特別な活動が起き磁力線がねじられ変形し、2つの星が互いに接近する軌道に落ちていくことはありうる。強力な磁場活動によって、星の自転が遅くなり、2つの星が互いにゆっくりと接近するのである。

英・ハートフォードシャー大学の David Pinfield氏は「2つの星の活動性と強力な磁場は、天の川銀河内の赤色矮星を取り巻く環境について、奥深いことを示唆しているのです」と話している。

NEWS RELEASE SOURCE: "UKIRT discovers 'impossible' binary stars" - Royal Astronomical Society ⇒ http://www.ras.org.uk/news-and-press/219-news-2012/2143-ukirt-discovers-impossible-binary-stars
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。