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宇宙論研究者たちは、ビッグバン以前に起きたプロセスについて、真剣に考え始めている。カナダ・ダルハウジー大学のAlan Coley氏と英・ロンドンのクイーン・メアリー大学のBernard Carr氏は、ビッグバン以前のビッグクランチ中に原始的なブラックホールが形成されたという理論をたてた。ビッグクランチとは、宇宙が自身の重力によって収縮し、すべての物質と時空がつぶれて、無次元の特異点に収束することをいう。

注目すべきは、両氏が、この宇宙がなんども一点に凝縮しては、また膨らむことを繰り返しており、ビッグバンが単独の現象ではないという理論を支持している点だ。

彼らによると、ある種の環境が整うと、10万tから太陽程度の質量を持つブラックホールはクランチが起きても、切り離された存在として存続し続けられるいう。ちなみに、ブラックホールはその質量によって分類されており、太陽の数十倍程度の質量を上限とする「低質量ブラックホール」と、太陽の数百万~数百億倍の質量を持つ「大質量ブラックホール」、そして両者の中間の質量を持つ「中間質量ブラックホール」が知られている。

両氏の理論は、地球を含めこの宇宙全体で正体不明のガンマ線バーストが発生していることに基づいており、ガンマ線バーストは、原始ブラックホールがエネルギーを使い果たし、崩壊した結果起きているのだという。小さなブラックホールは短時間に蒸発する運命にあり、最後にはガンマ線を伴う激しい爆発を起こして消えてしまう。宇宙論研究者の中には、私たちが現在観測しているガンマ線バーストをこれで説明できるかもしれないと考えるものもいる。ガンマ線バーストとは、数十秒程度の短い時間、ガンマ線(数百キロ電子ボルトの電磁波)が宇宙から降り注いでくる宇宙最大の爆発現象である。

話しを原始ブラックホールの生成に戻そう。一般に研究者の間では、原始ブラックホールとは、いわゆる普通の(大質量の恒星が超新星爆発したのち、自己重力によって極限まで収縮することによってできる)ブラックホールとは異なると考えられており、ビッグバン直後の最初の瞬間に形成されたと考えられている。原始ブラックホールは、普通のブラックホールより小さく、ビッグバンのエネルギーで形成され、宇宙が膨らむにつれてあちこちに広く散らばったという。

しかし、Coley氏とCarr氏の理論では、ビッグクランチがおきてこの宇宙が崩壊した際にいくつかのブラックホールがつくられたの可能性があるというのだ。そして、ブラックホールはすべてを包含する特異点からのがれた。そして、ビッグバン後は、新たにつくられた他のブラックホールと同化してしまったらしい。

ただし、この考え方には彼らも認める問題点がある。ビッグバン以前に存在していたブラックホールとそれ以降に形成された原始ブラックホールとの違いを指摘できないのである。

また、彼らの理論は宇宙論研究者に大きな問題を投げかける。もし、宇宙が縮み、再び膨れ上がるなら、そしてそれが繰り返されるのなら、それが永遠に続くのか。それとも、わたしたちが見ている宇宙というものがとても限られたもので、ほんの一部しか見ていなかったとしたら、、、。これまでの多くの理論や説明が単なる推測以外の何ものでもないものとなってしまうのだ。

NEWS RELEASE SOURCE: "Some Black Holes Existed Prior to the Big Bang" (Today's Most Popular) - THE DAILY GALAXY ⇒ http://www.dailygalaxy.com/my_weblog/2012/07/some-black-holes-existed-prior-to-the-big-bang-were-assimilated-into-newly-formed-universe-todays-mo.html
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