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昨年11月に打ち上げられたNASAの探査車キュリオシティは今日火星に無事着陸した。その目的は、着陸地点である直径約150kmゲール・クレーターの中心にある、高さ5kmの山のふもとに露出している層に生物の痕跡があるかどうか、その化学的な証拠を探すことにある

これまでの探査によって、火星の北側にある鉱物は、火星の歴史上初期において、(南側とは違った)生命を育めるような環境があったことが示唆されている。火星の北と南はさまざまな点で大きく異なっているため、どの程度まで同じ環境が存在していたのかはわかっていない。

近年、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のマーズエクスプレスとNASAのマーズリコネッサンス・オービターの観測によって、南側の高地の数千箇所において、水のある環境を示す鉱物が発見された。その周囲にある岩石や表面の土壌は、40億年前ほど前のものであることもわかっている。

これまでに同じ鉱物が北側の低地で発見されたという報告はない。北の低い土地は、比較的若い火山活動によって、古い地層が深く埋め尽くされてしまっているからである。

しかし、フランスとアメリカの研究者は、北半球の低地にあるいくつかの大きなクレーター内部の、露出している層に、過去水が存在していたことを示すと思われる同様の鉱物が露出していると報告している。また、もっとあとの時代に、短期間ながら液体の水が存在していたこと、またその水は酸や塩の強いものであった可能性も示されている。

研究者グループでは、NASAのマーズ・リコネッサンス・オービターに搭載されている画像分光器CRISMを使って、北側の低地にある91個のクレーターを調べた。そのうち、少なくとも9個ではフィロケイ酸塩(薄層状構造をなすケイ酸塩鉱物の総称)、または水和ケイ酸塩といった鉱物を発見したのである。これらの鉱物は、水のある環境下で地表や土壌中で形成される。

また、マーズエクスプレスに搭載されている分光計OMEGAによる初期観測でも、北側の平原にあるいくつかのクレーターでフィロケイ酸塩が検出された(堆積している量も少ないことがわかった)

nilifossae.jpg


ニリフォッサ(Nili Fossae)と呼ばれる領域をとらえた画像には、赤紫と青い色でフィロケイ酸塩が示されており、絶壁からのびるスロープと谷間の壁面にに集中して存在していることがわかる。フィロケイ酸塩が豊富であるということは、火星の歴史の初期に、水が土壌中のさまざまな物質を変化させるために大きな役割を果たしたことを示している。


なぜ火星の北側領域が南側に比べて、標高が低いのかというと、北側への巨大な天体の衝突が原因と考えられている。それは、火星の表面半分ほどに影響を及ぼす、太陽系内最大の衝突だったという。最新の発見によって、水に関わる鉱物の生成が示唆されているが、少なくとも生命を育めるような水のある環境の一部は、隕石衝突の初期と、地表がマントルに覆われた衝突の後期の間にあたると考えられている。Murchie氏は「巨大な衝突は、それ以前北側の表面にあった、あらゆる痕跡を消し去ってしまったのでしょう。水のあった時代が終わる以前に衝突が起きたはずです」と話している。

国立航空宇宙博物館・地球惑星研究センターの地質学者Jim Zimbelman氏は「キュリオシティはゲールクレーター内に露出している層を調べて、どのようにしてその物質が形成されたのかに関する直接的な証拠を得てくれることでしょう」と話している。

Ancient Mars: "The Water Planet!" - 'Curiosity' Mission May provide Proof - The Daily Galaxy via NASA/JPL ⇒ http://www.stumbleupon.com/su/9UDyGJ/www.dailygalaxy.com/my_weblog/2012/08/was-ancient-mars-the-water-planet-curiosity-may-provide-proof.html
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